警察20年の統計学|問題がある人の”家の共通点”

「やっぱり、ここもかぁ……」

私は元警視庁の職員として、20年間にわたり数千件を超える家庭に訪問してきました。
罪を犯してしまった方、深いトラブルの中にある方々など
そうしたご家庭には、例外なく共通する“ある特徴”があったのです。

この記事は、そんな現場で得た気づきをもとに綴ったものです。
もしあなたや、あなたの大切な人が、抱えている問題を解消するきっかけになれば
そんな願いを込めて、今こうして書いています。

目次

すべての問題家庭に共通していた“3つの特徴”

モノが多く、足の踏み場がない

訪問してきた問題家庭のほとんどに共通していたのが、「物の多さ」でした。
玄関には段ボールが天井近くまで積み上がり、足の踏み入れすら困難。
キッチンは調理スペースが見えないほど物で埋まり、油汚れもそのまま放置。
廊下は物置のようになり、身体を横にしなければ通れない。
そんな光景が日常でした。

リビングも例外ではありません。
ソファには物が山積みで座れず、床にも足の踏み場がない。
生活空間は「モノ」に奪われ、暮らすための家が、“暮らせない場所”になっていたのです。

その一角には、ホコリをかぶったぬいぐるみたちが静かに積まれていました。
遊ばれることもなく、触れられることもないまま、時間だけが止まっているような空気が漂っていました。

掃除が行き届かず、空気が淀んでいる

次に見られたのは、「空気のよどみ」です。
特に水まわりの状態には、家庭の“内面”がそのまま表れていました。

シンクは洗い物で埋まり、使いかけの調味料や油まみれの器具が放置されている。
トイレや浴室には物が溢れ、物をどかさなければ中に入れない状態。

さらに、カビだらけの窓には物が押し寄せるように積まれ、換気ができないまま年月が経過している様子。
部屋全体に、湿気と古い空気、カビのにおいが混じり合った独特の“重さ”が漂っています。

この空気の重さは、その家庭の「見えない雰囲気」や「心の状態」をも映し出しているように感じられました。

落ち着ける場所が、どこにもない

3つ目の特徴は、「心が休まる場所がない」ことです。
リビングや寝室があっても、そこに“くつろぎの場”としての機能はありません。

猫のエサが散らかったソファ、物置のようになったベッドなど
「ここで本当に寝ているのか……」と、言葉を失う場面も多くありました。

安心して過ごせる“余白”がない暮らしは、心をすり減らします。
イライラや疲れが蓄積しやすくなり、感情の爆発や家族との衝突を招くリスクも高まるのです。

人生を好転させるカギは「逆を意識すること」

ここまで紹介してきた「問題家庭の共通点」
もしこれがすべてに共通していたのだとしたら

逆に考えてみてください。

  • モノが少なく
  • 掃除や換気が行き届き
  • リラックスできる空間

そんな整った自宅こそが、人生を好転させる土台になるのではないでしょうか。

あなたの家には、“安心して過ごせる場所”がありますか?

この話は、特別なことではありません。
実は誰の家にも、起こりうる“ごく身近な現実”です。

たとえば
玄関に物が増えてきた。
いつもソファの上に何かが置かれている。
気づけば、窓を開けて換気する習慣もなくなっている。

そんな小さな「片づかないサイン」を、見過ごしていませんか?

それが積み重なったとき、空間だけでなく、心や家族の関係にも静かに影響を及ぼしていきます。

大切なのは、問題が起きてから片づけるのではなく、問題が起きないように“整えておくこと”。

今一度、ご自身のご自宅を思い浮かべてみてください。
あなたの家には、「安心して過ごせる場所」はちゃんと残っていますか?

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この記事を書いた人

SEO設計×20年の公的文書スキル

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