「やっぱり、ここもかぁ……」
私は元警視庁職員として、20年間にわたり数百件の事件を見てきました。
罪を犯してしまった方や、トラブルの渦中にある方の家には、一切例外のない共通点があったのです。
本記事では、犯罪捜査の現場で得た気づきについてお話しします。
なぜ、人は道を踏み外してしまうのか。その予兆は、どこに表れるのか。
あなたや、あなたの大切な人が、抱えている問題を解消することができれば幸いです。

すべてに共通していた2つの特徴

家庭内で深刻な問題を抱えている家ほど、家の状態に心の乱れが表れています。
室内の状況をイメージしながら、ご自身の家の状態と照らし合わせてみてください。
物が多く掃除ができない

1つ目は、物が多く、掃除が行き届いていないことです。
玄関の扉を開けた瞬間、天井まで積み上がった段ボールで、靴を脱ぐスペースすらなく、隙間をすり抜けなければなりませんでした。
廊下は通路ではなく物置と化し、ペットの毛が堆積している状況です。
また、奥のリビングには空き缶やペットボトル、弁当の空箱などが、そのまま散乱していました。
さらにキッチンは、調理スペースが見えないほど鍋や調味料で埋まり、何層にも重なった油汚れや洗い物が放置されていました。
また、壊れた家具や動かない時計も、処分されずに生活用品と混ざり合って放置されています。
この環境から、事件に必要な書類や証拠品を探し出さなければなりません。正直、靴を脱ぎたくありませんでした。
換気がされていない

2つ目は、換気ができていないことです。
鼻をつくのは、湿気を帯びたカビのような臭いです。 タバコを吸われる方であれば、ヤニの臭いが混ざり合い、息をするのもためらわれるほどでした。 空気の流れが止まり、部屋全体に重苦しい湿気が漂っていました。
しかし職務上、どうしても室内に入らなければなりません。表情を変えず平静を装わなければなりませんが、私にとって苦痛でした。
本来、空気を入れ替えるはずの窓は、物がバリケードのように積まれて近づくことさえできません。結露とホコリで黒ずんだガラスが、何年も開けられていないことを物語っていました。
淀んだ空気は、心の淀みのように感じました。
真逆の環境で人生は好転する

紹介した特徴とは対照的に、整った家にお住まいの方が犯罪やトラブルを引き起こした例は、20年間の数百件の事件を見てきた中で、1件もありませんでした。
部屋の乱れは心の乱れと言いますが、まさに真実です。
そして以下の実践をすれば、心や人生を整えることができると確信しています。
- 使わない物を捨てる
- 掃除をする
- 換気をする
たったこれだけで、人生は好転します。
皆さんの周りに、トラブルを抱えていたり、生きづらさに悩んでいる方はいませんか?そんな方には、抱える問題そのものに直接アプローチするのではなく、まずは住んでいる環境を整える手助けをしてあげてください。
遠回りに見えるかもしれませんが、住環境が変われば思考が変わり、自然と問題が解決に向かっていくはずです。
私の経験が、困っている方の助けになれば幸いです。

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